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戦国異伝
第五十四話 半蔵の選択その一
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ゃ」
「さすればですな」
「その通りじゃ。ではな」
 こうしてだ。攻める前にだ。
 美濃の国人達の切り崩しも行われた。それはだ。
 確かに効果を挙げだ。彼等は。
 一人また一人と信長についていく。そうしてだった。
 信長は一戦も交えないうちから美濃のかなりの部分を手に入れた。それでだった。
 彼はだ。このことに安心せずだ。やはりこう言うのだった。
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