第十四話 水と木その十
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で包み込みだった。獅子を絞めていくのだった。
「これならどうかな」
「斬ったり突くんじゃなくて絞めるのね」
「うん、その全身をね」
そうするというのである。
「こうしたらどうかな」
「いいと思うわ。ただね」
「ただ?」
「窒息になるんじゃ。この場合は」
獅子は空中でその水流、剣から出したそれに覆われていた。それを見ての言葉だった。
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