第十三話 想いの為にその五
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守りの術を使える」
「土の力ですか」
「土はこうして岩を使うこともできる」
それもまた、だ。彼の剣の力だというのだ。
そのことを話してだ。あらためて彼は広瀬に尋ねた。
「これで終わりではないな」
「ええ。俺もまたカードはあります」
その目から闘志は消えていない。それでだった。
剣を再びだ。今度は上下左右に十字に振った。するとだ。
彼の周りに巨大な木々が出て来てだ。その木々が二人に蔦を一斉に放ってきたのだ。
「蔦か」
「それも木になるからこそ」
「この蔦は特別の力がありまして」
「捕まればそれでか」
「一気に」
「どんなものでも潰すことができます」
こう言うのだった。
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