暁 〜小説投稿サイト〜
久遠の神話
第十三話 想いの為にその五
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
守りの術を使える」
「土の力ですか」
「土はこうして岩を使うこともできる」
 それもまた、だ。彼の剣の力だというのだ。
 そのことを話してだ。あらためて彼は広瀬に尋ねた。
「これで終わりではないな」
「ええ。俺もまたカードはあります」
 その目から闘志は消えていない。それでだった。
 剣を再びだ。今度は上下左右に十字に振った。するとだ。
 彼の周りに巨大な木々が出て来てだ。その木々が二人に蔦を一斉に放ってきたのだ。
「蔦か」
「それも木になるからこそ」
「この蔦は特別の力がありまして」
「捕まればそれでか」
「一気に」
「どんなものでも潰すことができます」 
 こう言うのだった。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ