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戦国異伝
第四十八話 市の婿その十四
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「そうじゃ。書を読みそして考えよ」
「兄上と同じくですね」
「そして浅井に嫁いでも」
 それからもだというのだ。
「わかったな」
「はい、それでは」
「では飲もうぞ」
 こうしてだった。市の婚礼の話も順調にまとまった。そうしてだった。織田は美濃を攻める用意を、そしてそれからのこともだ。着々と手を打つのだった。


第四十八話   完


                 2011・7・5
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