第四十七話 伊勢併呑その十一
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いか」
「それが厄介ですな」
「全くです」
家臣達も元康もそれぞれ考える。だがその中でだ。
不意にだ。松平家の食客になった氏真がだ。こんなことを言うのだった。
「ふむ。それではじゃ」
「それでは?」
「それではといいますと」
「というか氏真殿おられたのですか」
「いや、さっきまで百姓の子供達に蹴鞠を教えておったのじゃが」
こうした気さくなところは今も変わらない氏真だった。彼は民達にとっては気さくで親しみ易い若殿として知られている。公達にも間違えられる。
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