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戦国異伝
第四十六話 寿桂尼その十一
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向かうのだった。信長もその彼を清洲において見送った。
 そしてそれが終わってからだ。彼は城の中で家臣達の言葉を受けていた。
「伊勢と志摩は間も無くです」
「整いそうです」
「左様か。ではじゃ」
 今回は伊勢と志摩だけでなくだ。さらに続けるのだった。
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