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戦国異伝
第四十五話 幸村先陣その十二
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でなくだ。他の者もだというのだ。
「馬に乗るのなら多い方がよい」
「だからこそですか」
「そうじゃ。他に誰がおる」
「今は」
 池田は少し記憶を辿ってからだ。こう主に話した。
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