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久遠の神話
第九話 戦いの意義その三

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「十三人の中で生き残るのは一人」
「誰がそうさせているんでしょうか」
「神様だろうか」
 工藤は食べながら考える顔を見せる。
「それをそうさせているのは」
「神様ですか」
「そうじゃないのか?まだはっきりわからないが」
「その辺りも調べたいですね」
「あの銀月って娘は」
 聡美のこともだ。話に出た。
「知っている感じだな」
「ええ、あの娘はそうですね」
「あの娘と少し話してみるか」
 工藤はこう高橋に提案した。
「この戦いのことをな」
「ですね。俺達だけじゃ調べられてわかることは僅かみたいですし」
「国家のことならわかる」
 それならというのだ。
「俺達の仕事には調べることもあるからな」
「ええ、それはよく」
「しかしだ」
 だがだ。それでもだというのだ。
 工藤はだ。この戦いについてはだとだ。またレバニラを食べながら話す。
「この戦いは本当に何もかもがわからない」
「何なんでしょうね、本当に」
「しかし全てわからないといけない」
 この絶対条件が提示された。
「そして終わらせないとだ」
「いけないですよね」
「その通りだ。俺達の仕事だからな」
「ええ、それじゃあ」
「さて」
 最後の八宝菜はだ。同時にだった。
 食べ終えたところでだ。工藤は目の前の高橋に言った。
「昼食はこれで終わりだ」
「後はですね」
「午後のトレーニングの後でだ」
「八条大学に行きますか」
「そうしよう。だがその前にだ」
 そのだ。トレーニングの前、そして昼食の後でだというのだ。
 工藤は高橋にこう提案した。
「いいだろうか」
「甘いものをですね」
「デザートだ。それを食べようか」
「そうですね。何がいいでしょうか」
「コンビニで何か買う」
 中華料理の後はだ。それだというのだ。
「そこで何か買うか」
「コンビニで。それじゃあ」
「チョコレートにするか」
「俺はアイスクリームにします」
「君はアイスが好きだな」
「工藤さんはチョコレートなんですね」
「昼はあれがいい」
 そのだ。チョコレートがだというのだ。
 そしてだ。高橋も言う。
「俺もですよ。昼はやっぱり」
「アイスか」
「特に中華料理の後は」
 アイスだとだ。高橋は笑って話した。
「アイスですよ」
「口直しか」
「ですね。中華は結構脂っこいですから」
 もっと言えばかなりだ。しかし二人はまだ若いせいかこう言えた。
 その高橋がだ。また言うのだった。
「じゃあそれでいきますか」
「コンビニに行ってそうして」
「アイスとチョコレートをそれぞれ買って」
「デザートにしよう」
「はい、それじゃあ」
 こう話してだった。彼等は。 
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