第九話 戦いの意義その一
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戦いはしないに限る」
「けれどあれですよね」
高橋はここで言った。その炒飯を中華風の陶器のスプーンで食べつつ。その炒飯の横にはトリガラスープがある。小さな容器に入れられている。
「俺達のどっちも生き残って何かを得ようと思わなかったのが」
「よかったな」
「はい。俺も工藤さんもそうした望みはないですから」
「野心はな」
「ただ。国民の平和を守りたい」
「そう思うだけだ」
「剣士の望みは自分が心から望むものでないと駄目っていうのも」
それもよかったと。高橋は言った。
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