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久遠の神話
第八話 二人の剣士その十五
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に対してはどうするか」
 聡美はそうした剣士に対するやり方をだ。上城に問うていた。
「そのこともよく御考え下さい」
「僕は。そうした考えは」
「結論は今出さなくてもいいです」
 聡美は悩んでいる顔になる上城にだ。即断はさせなかった。
 そのうえでだ。また彼に述べた。
「ですが。このことは頭の片隅に入れておいて下さい」
「そしてその時が来ればですね」
「どうされるか。決めて下さい」
「わかりましたとは言えないです」
 上城は項垂れた顔で述べた。
「ですが」
「それでもですね」
「考えさせて下さい」
 こう言ってだった。彼は。
 今は聡美と別れそのうえで樹里を連れて帰路についた。その中でもだ。聡美に言われたことをだ。ずっと頭の中で反芻していっていた。
 そうしながらだ。彼は帰るのだった。樹里と共に。


第八話   完


                  2011・9・14
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