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戦国異伝
第四十四話 元康の決断その五
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下にはほぼおりません」
 そこまでの家になるというのだ。織田が。
「そしてその兵で」
「織田殿はどうされるでしょうか」
「そこからが見るべきものになると思います」
 信長が美濃まで手に入れるのはもう読んでいた。だが問題はそこからだというのだ。明智は先の先まで読んでいるのだった。
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