第1話 22年の空白とマテリアルパズル
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くとも1週間以上は屋上に出て。死人のような生活を送っていた。
しかし毎日病院関係者に見つかり連れ戻されてはまた屋上に出向いていた。
「死にたい」
そう何度も思ったある日、不意に鳥や下の人間を見てみると、妙な靄みたいなのが見えた。
「・・・・・・・」
普通なら疑問を持つところだが、心が死んでいるクルトにとってどうでもいいことだった・・が。
『―――クルト』
「!?アリシア!!」
聞こえたのははるか昔に亡くした女の子の声。
「!!アリシア」
そう自覚した瞬間世界が反転し真っ白な空間に居る事に気付いた。
「っぅ何処だココは?」
「やっと気付きましたね」
「誰だ?」
上から後光を刺した少しすらっとした金髪の女性が下りてきた。
「私は女神グリムリア」
「グリムリア・・女神?」
「そう警戒しなくてよい。私は単にその力を教えるだけの存在だ」
「力?何のことだ?」
「気づいてないのか・・先ほど人間などの生物に妙な靄というか電磁波みたいなのが見えただろう。それのことだ」
思い出す。確かにそんな物が見えた気がした。
「それが力?レアスキルみたいなものか」
「この世界ではそう呼ばれてるみたいだね。
発生された世界ではこう呼ばれている 世界の法則をっ自分の法則に変える【魔法(マテリアル・パズル)】」
「マテリアル・パズル?」
「そしてあなたの魔法は、魂の魔力を変換し魂を観し操る【極楽連鞭】それがあなたの魔法(マテリアル・パズル)」
「なんで俺なんだ・・こんな力他にでも・・」
「別に私が選んだのではありません魔法があなたを選んだのです」
「どういうことだ?」
「元々マテリアルパズルは、才のある者しかできない秘儀なのです。貴方には魂の才能があった。
それに従ってあなたが作った魔法なのです」
「俺が・・作った」
「はい、才能・・人は天才と呼びます。非凡の一般人にマテリアルパズルは作れません」
グリムリアはきっぱりそう切り捨てた。
どうやら本当にほんの一握りの者しかできないらしい。
「ちょっと待て俺のほかに魔法使いは居るのか?」
「それはわかりません。才能ある時代でそろえば何人もいるかもしれませんし。いなければあなた一人ということも十分考えられます」
「そうか・・それで俺の力は観て操るくらいか?聞こえたりは・・」
淡々と説明するグリムリアに対して今までの情報を必死につなげ思う疑問をいくつかぶつけるクルト。
その顔は少々焦ってもいる。それはさっき聞いたアリシアの声を何かの確信を得ようとしている。
「先ほども言ったようにその魔法の基本は魂
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