暁 〜小説投稿サイト〜
SAOもう一人の聖騎士
追想〜破壊するもの、創造するもの〜
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
みに高レベルな)プレイヤー達だった。俺の話を聞いて同情してくれたり、冗談を言って笑いあったり、“普通の“反応をしてくれた。ルリコさんと言う女性(現実でも料理屋をしているそうだ)が作る飯はいかにもな和食で旨かったし、クラディールの飯は相変わらずの旨さだった。

・・・・・・・・ああ、分かった。全員が全員を、仲間でなく家族だと思っているのだ。だから家族の為なら幾らでも剣を振るえるし、家族の敵は全力で排除する。そんな、血ではなく、血よりもっと濃い絆で結ばれた集団、それが審判の騎士<ラダマンテュス>なのだ

「・・・・・・・・・う」

不意に、鼻の奥につんと来る感覚がやって来た。この世界での涙は我慢出来ない。泣きたい時には、泣くしかないのだ。俺はかつてこのシステムを必要無いと考えていた。だが、今は違う。クラディールと二人で孤独に生きてきた時には切り捨てた感情が、堰を切って溢れてくる。

「う・・・・・・・・・うう、うああ・・・・・・・・・」

アインクラッド第四層。そこで、俺は生まれ変わった。そして、この素晴らしい家族たちを必ず現実に帰すと、決意を新たにした。
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ