暁 〜小説投稿サイト〜
FAIRYTAIL-ダークブリングの力を操りし者-
番外編 ヒロイン達の想い【後編】
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それをモットーに私は毎日美容に力を入れている。元々美容に興味はあったが毎日なんてやってられないというのが本音だった。自分で言うのもなんだけど、素材は良いほうだと思うし、そこまで頑張らなくてもと思っていた。その考えが覆ったのはルシアと出会ってからだった。一目惚れというほどでもないが、好きだという気持ちになったのは、そしてその気持ちに気がついたのは早かったと思う。自分がこんなにも惚れっぽい人間だとは思わなかった。いやもしかしたらルシアだからかもしれないし、本当に惚れっぽい人間だったのかもしれない。ただルシアといる時間が心地よくて、至福の時間だった。


 だが、そんな気持ちにさせてくれる男を他の女が放っておくはずもなく、取り合いになったのは当たり前のことだった。いや、どちらかというと私はその取り合いに参加したのは遅いほうだと思う。すでにエルザやカナ、ミラジェーンとの争いの中に私が新たに参加したという形だ。同姓の私から見ても綺麗な女性達だ。これが切っ掛けで私は美容に力を入れ始めた。それだけではない。服装もルシアの家に行ったときに見つけたエッチなラクリマから情報を得て好きそうな服を日頃から身に着けるようにもした。……ルシアはお姉さん系が好きみたいで少し嬉しかった。よかった、ロリコンじゃなくて。


 それから頻繁にデートにも誘うようにしているし、お酒に付き合ってもいる。しかしこれほどアプローチを掛けているにもかかわらずあの男は私に全然告白してこなかった。さすがに一時期は自信を失ったものだ。ただ私だけではなく、ミラ達もアプローチをかけているのに告白したとの情報は全然流れてこなかったことから再び自信を取り戻した。一瞬ロリコンかホモかとも思ったが、ルシア家にあるラクリマから見てもそれはないなとその判断を切り捨てた。自分から告白というのも、あまりしたくはなかった。初めて付き合うなら告白して欲しいという願望があったと思う。今やそんなこと行ってる場合ではないが。


 ルシアと初めて一緒に依頼を受けに行ったときは驚愕した。それは、彼のあまりの強さに。私はその時までルシアの戦う姿を一度も見た事がなかったため、その時の衝撃ったらなかった。あらゆる敵を全て蹂躙し尽くしてしまいそうなほどの派手な戦闘。不覚にも「金髪の悪魔」という二つ名が付くのも仕方ないと思ってしまった。ただ、どちらかというと悪魔よりも魔王よりな気がしたが。とにかくそんな物騒な二つ名が似合うほどの力と戦い方だった。ただそんな猛々しい姿の中にもどこか神聖さ、気品さを感じてしまったのは私の贔屓目のせいだろうか。だからこそ私は金髪の悪魔よりも金髪の魔王という名のほうが似合って見える。……まぁそれ以外にも私が悪魔という言葉が好きではないというのもあるが。

 そのせいで、ミラジェーンとの戦闘に発展することが
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