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FAIRYTAIL-ダークブリングの力を操りし者-
第十六話 驚愕の事実
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い。ミストガンも教えてくれそうにもないし。
「最後に聞かせてくれ。お前はフェアリーテイルに害をなすことはしていないな?」
俺は表情を引き締めミストガンに問いただす。本来ならばギルドメンバーを疑うことはしたくはないのだが、無条件で信用するというのも難しい。
「安心してくれ。恩を仇で返すようなことはしない。俺を迎え入れてくれた場所だからな」
顔は隠しているがそこから見える眼に偽りはないと判断し、俺はその場を後にする。大丈夫だろう。それにマカロフが判断して入れた人物だ。それを信用すればいい。こうして俺は長く続いた依頼を終えて疲れた身体を癒すためギルドへと帰った。
無事ギルドに到着した俺は疲れた身体を癒すため軽く食事を取ってからすぐに家に帰ろうと思っていた。約半年ぶりのギルドの扉を開くと相変わらずの騒々しさに安心する。長期クエストから帰ってきたんだなと実感するのは自分の家ではなく、このギルドに入ったときだ。周囲を軽く見渡すと、バーカウンターには新顔がいた。恐らく俺がクエストに行っている間に新しく入った人なのだろう。
いろいろと思うところはあるが、とりあえずカウンター席に行こうとしたとき俺が帰ってきたことに気がついたグレイがいち早く駆け寄ってきた。だが久しぶりの再会だというのにグレイの表情は険しいものだった。そのまま俺の手首を取り、何も言わず再び外へと連れ出された。
外へ出た後もグレイは何も言わず俺を引っ張りながら、神妙な顔つきで歩き出す。何か声も掛けずらい雰囲気を纏っている。長年の付き合いから察した俺は何も言わずにグレイに着いて行き、行き着いた先は個室の完備の料理店だった。俺が前にグレイと共に来た店だ。メニューにある料理を適当に選び、その料理が運び込まれるまでただただ沈黙していた。何か大切な話があるのだろうと思い、グレイの気持ちを察して沈黙を守る。
数十分して店員が料理を運び終え、個室から出て行ったときグレイの口が開いた。
「……なぁ、ルシアはさっき帰ってきたばっかなんだよな?」
「あぁ、SS級のクエストを終わらせてきたばかりだ」
「そっか……ならまだ知らないんだよな?」
「何のことだ」
「リサーナが……死んだ」
「――――え?」
一瞬にして頭が真っ白になる。まだ火も点していない煙草がテーブルの上に転がり落ちた。グレイが何を言っているのか理解できない。いや、理解が追いつかない。死んだ?何故?どうして?いつ?様々なことが頭の中を駆け巡った。
「ルシアがクエストに行ってすぐのことだ。ミラとリサーナとエルフマンでクエストに行ったんだ。そこで……命を落としたらしい。事故だったみたいだ」
俺は自分
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