暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
スーパーロボット大戦OGs
0090話
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が入る。
 モニタを見てみると、確かにレーダーにはゼオラのビルトファルケンと量産型Wの量産型ゲシュペンストMk-Uの反応がある。幾らか数が減っているのは戦闘で落とされた為だろう。そして、ビルトファルケンの隣にはこちらの物ではない機体反応。恐らくアラドがゼオラを説得しているのか。
 個人的にはこのまま説得を続けさせてやりたい所なのだが、俺の立場を思えばそうもいかない。それにヴィンデルには既にここの位置情報を送っているので、すぐにトリニティゲインで転移してくる。
 そしてゼオラとアラドから少し離れた所にアンジュルグの機体反応を見つけた。
 グロウセイヴァーの機密通信装置を使い、アンジュルグへと通信を送る。

「こちらアクセル・アルマーだ。W17、ハガネやヒリュウ改の連中に俺達が現れた事は報告済みか?」
「やっとりますです。目的はあの艦をここへ誘き出しちゃう事なんでございますの事なのですかね?」

 ……いや、言語回路が壊れている事は分かっていた。分かっていたのだが、実際にこうして聞いてみると想像以上の破壊力だな。しかも外見上はクールビューティと言っても構わないラミアの口から出てくる言葉なので、違和感が凄い。

「言語回路に異常が起きてるとは聞いていたが……それが今のお前の通常の話し方か」
「そうでごわんす。言語機能に異常があって敬語だけ上手く使えなかったりしちゃうの」
「……敬語はいい。普通に話せ」
「了解した。何故隊長がここにいる?」
「ヴィンデルがハガネとヒリュウ改の実力を自分で確かめてみたいと言ってな。そのお供といった所だ」
「ハガネとヒリュウ改は着実に戦力を増強している。今のままではあちらと同じ結果になりかねんぞ」
「なるほど、了解した。だがその前に……お前の機能不全が本当に言語回路だけかどうか確かめさせて貰おう。壊れているのは言語系だけで、その他に関しては問題無いと証明して見せろ」

 ちらりとアラドが乗っているアルブレードへと視線を向け、さらに言葉を重ねる。

「これは命令だ。そう言った方がお前達Wナンバーズにとっては理解しやすいだろう?」

 これでいい。原作を考えるに、こうしてラミアの感情を揺さぶる事でその自我を成長させる事が可能な筈だ。実際、モニタに映っているラミアは微かにだがその眉を顰めて困惑の表情を表している。

「各機へ。W17の相手は俺がする。お前等は指示があるまで動くな。周囲の警戒だけは怠るなよ。いつハガネやヒリュウ改が来るか分からんからな」
「了解!」
「アクセル隊長、私はアラド・バランガを!」
「好きにしろ。それも前衛の仕事だと言えばそうだしな」
「はっ!」

 アラドと接触して感情が揺らいだのか、その様子はどこか不安定に感じる。
 だが、今は。

「行くぞW17
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