スーパーロボット大戦OGs
0090話
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ル大尉。大尉がゼオラに何か話しかけた途端、ゼオラの様子がおかしくなったので」
「……いや、気にするな」
アギラめ、どんな調整をしたのかは知らないが、既にオウカの俺に対する態度はオブラートに包むといった事すらなくなっている。
以前のハガネとの戦闘の時に、オウカを揺さぶったのが余程気に食わなかったらしい。
「ゼオラ、くれぐれもラトの事はお願いね。本当は私も一緒に出たかったのだけど、ラピエサージュの調整に立ち会わないといけないの」
「心配しないで姉様。ラトは必ずこの私が連れて帰ります」
「ええ。頼むわね、ゼオラ。いってらっしゃい」
そんな俺を放っておいて、ゼオラとオウカの会話が続いていた。
それにしても、そうか。ラピエサージュをいよいよアギラへと譲渡するのか。
あの機体はそれなりに強力な機体な上に、こちらの技術はそれ程使用されていない。あえていうなら、アシュセイヴァーくらいだ。他は全てこちらの世界で入手可能な技術の集大成といった感じなので、アギラに知られてもそれ程惜しくないのだろう。
この辺りはアースクレイドルの責任者としてフェフが動いた結果なのかもしれないが。
「別れはすんだか。そろそろ時間だ。出撃準備を急げ」
「はっ」
敬礼するゼオラへと向かい、最後に再び口を開く。
「偽りの記憶と真実の記憶。お前がどちらを選ぶのかは分からんが、後悔だけはしないようにするんだな」
「はっ! ……は?」
困惑しているゼオラを尻目に、俺も出撃の準備を開始する。
「アクセル隊長、R-1の量産試作機とSMSCアンジュルグを発見しました。位置情報を送ります」
敵の位置を探るべく偵察隊が戻って来るのをインファイトのLVを2上げてからライノセラスで待っていると、ゼオラと共に偵察に出ていた量産型Wのうちの1人から通信が入る。どうやら上手く原作通りにアラドとラミアに接触出来たらしい。
「了解した。こちらもすぐに出る」
グロウセイヴァーを発進準備を整えながら、ライノセラスのブリッジへと通信を送る。
「ハガネの部隊を発見した。ヴィンデルに位置情報を送っておけ」
「了解」
「全機、準備はいいな。出るぞ!」
グロウセイヴァーと共に、エルアインス、ランドグリーズ、量産型ゲシュペンストMk-U、ランドリオンの合計18機が出撃する。
正直、この部隊構成ではランドリオンがそれ程役に立つとも思えないのだが、機数は多い方がいいだろうとの事で今回出撃する事になった。
イメージ的には、Zガンダム時代のMSの中にザクUが混ざっている、と言えば分かりやすいかもしれない。
「隊長、見えました」
そんな馬鹿な事を考えていると、ランドグリーズに乗っている量産型Wからの報告
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