第2章 妖精の尻尾
ナツVSグレイ!!
[7/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
まとい弾丸のごとく跳び、
グレイさんは両腕に氷刃を出し、地面を蹴り、音をたて、2人は衝突する。
結果は・・・
「ナツが勝った!」
「さすがサラマンダーね・・・。」
「ナツ、つよーい!」
ナツさんの勝利に喜ぶハッピー、シャルルとミントはナツさんの強さを感心する。
「そうね、さすが。」
「・・・?」
不敵な笑みを見せるダフネさん。
「おいおい、何時までも寝た振りしてんじゃ・・・」
起きないグレイさんに近づくナツさん、だが・・・!
「足、冷てぇ!!!!」
「だから・・・お前は甘いってんだよ。」
「ハイハイハイ、ご苦労さんね。ヒデュン・ダークネス!」
その言葉と同時に紫色の魔法陣がナツさんの下に現れ、
ナツさんはそこに落ちるかのように消えた。
「何っ!?」
俺達は急いで、ナツさん達の所へ行った。
「ナツー!」
「ナツさん!」
到着してすぐに、ハッピーとウェンディが穴に駆け寄り覗き込むが、
ナツさんの姿はまったく見えなかった。
「グレイさん・・・まさかあんた・・・。」
「最初からここにおびき寄せるのが目的だったのね。」
俺に代わりにシャルルが言った。
「ああ・・・まぁ、作戦勝ちってとこだな。」
「パワーでは負けたくせに、偉そうにすんな!!」
「そうだそうだ!!」
ハッピーとミントの言葉に怒ったのか、
グレイさんは2人を捕まえて、穴の近くに連れてった。
「テメェ等も、ここにぶち込むぞ!」
「やめてください!」
俺が2人を救う。
「ハイハイ、それはやめてちょうだい。
せっかくサラマンダーを捕えたのに、余計なものを混ぜないで。」
「ちっ!」
「何か失礼だね。」
「これがあなたの目的だったんですか・・・?」
「そう。これで私の研究が、完成する。」
「それは一体、どういう・・・。」
「ハイハイ、それじゃあ私達は失礼するね。」
ダフネさんとグレイさんは現れた魔法陣によって消えた。
「何っ!?」
「消えちゃった!!」
さらに、俺達をとんでもないものが襲う・・・!
ゴゴゴゴゴ・・・!
「な、何!?」
「まずい!この宿、崩れるぞ!!」
「私達、生き埋め!!」
「早く脱出するわよ!!」
「でも、どうやって!?」
俺達は魔法の壁があって出られないけど・・・。
「崩れるんだから、もう消えてるんじゃないの?」
「まさか!?」
「・・・・・・。」
俺は近くの窓を開け、腕を伸ばした。
「・・・魔法の壁は消えている様だ。出れるぞ!
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ