第一章 無印編
第三話 『自身の現状と車椅子の少女との出会い』
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
の振る舞いはできないのでしょうか?
一途の不安が過ぎって仕方がありません。
◆◇―――――――――◇◆
…それから、一週間も経たないうちに高町家に一通の手紙がやってきた。
そこには正式にシホの聖祥大付属小学校合格通知の紙が入っていた。
なのはは、まるで自分の事の様に喜んで「一緒のクラスになれたらいいね!」とシホの手を握ってきたので、シホも「そうね」と嬉しそうに返していた。
この数日間でシホは同い年(外見上だが)のなのはと本当の姉妹のように仲良くなっていた。
特にアリサ・バニングスと月村すずかとの対面時に、
「私はシホ・E・シュバインオーグ。長いからシホだけで結構よ。これからよろしくね。アリサにすずか」
と、普通に自己紹介と挨拶をしたのだが、なぜか二人はシホの眩しい笑顔に当てられて顔を赤くした。
それに疑問顔のシホだが、なのはは「うんうん」と頷いていた。
それからシホは二人…いや三人に色々聞かれたが特に支障ない程度に受け応えをした。
そして三人からは『友達の証』といって桃子さんの了承を得て携帯を皆と一緒に選んで購入した。
そしてシホを入れて四人は友達記念日というお題目で四人で一緒に写真を撮ってもらった。
シホの携帯の画面は今その映像が納められている。
…それと、この数日の間にシホはあることに気づいた。
最初は自身の事で精一杯だったのだが、いざ慣れてきて周りを観察できるようになると、なのはの魔力量が異常なほどあることに気づく。
本人はそれに気づいていないようで当然制御も出来ているわけでもないのでシホと違い魔力が駄々漏れ状態だったのだが…。
この世界はそういった者を取り締まる機関というものがないらしく、シホも害がないなら大丈夫かと一応心に留めておきながらも見送った。
(…っていうか、なのはの歳でこの魔力量…私の世界ならまず最高クラスの魔術師になれるでしょうけど、体を触れる機会を伺って調べてみたけどなのはの体には魔術回路が一切ない。
でも、それとは別になにか小さいけど大量の魔力が凝縮されているみたいな核みたいなものがあるみたいね…?)
ちなみに自身にもその核みたいなものがあった事にシホは大いにびっくりした。
大きさはなのはより少し大きいらしい。
魔術回路とはまったく別の魔力の核がいつの間にか自身の中にある事に驚きはしたが、世界の修正の影響だろうと自己完結することにした。
それにシホ自身、魔術回路とは違いこの名称不明の核をどう使うのか理解が及んでいないので、魔術を使うのに支障をきたさないのなら別にいいかと思っていた。
次に魔術方面だが、強化に投影、それにイリヤの魔術もだが、シホは前…つまり元の世界より負担が異常に軽いと率直に思った。
それは、蒼崎橙子がこの体
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ