閑話2 使い魔=死神
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分かってたわ」
「理解が早くて助かるよ。黒羽、ルイズに自己紹介して?」
「何言ってるの?鳥が自分で自己紹介なんて出来るわけ・・・」
「初めまして、ルイズ様」
「えっ・・・?」
黒羽はもう一つの姿。女性の人間になって、自己紹介をしようとしたが、ルイズは間抜けた声をあげ、黒羽を見た途端・・・
「えええええ!?」
ルイズの驚愕の声が部屋に響き渡った。
「ど、どどど、どうして!?今ここにアンジの鳥がいたわよね!?」
「彼女が僕の使い魔、黒羽だよ。彼女は自分の姿を人間に変える事も出来るんだ」
「驚かせて申し訳ありません、ルイズ様。闇慈様からも紹介があった通り、私は使い魔の『黒羽』と申します。どうぞお見知りおきを」
「え、ええ。よろしく」
「わざわざ、ゴメンね。黒羽」
「いえ。闇慈様の頼みでしたら何時でもお呼び下さい」
そう言うと黒羽はその場から消えるように居なくなった。
「アンジは使い魔から信頼されてるのね。うらやましいわ」
「そうでもないよ。話は変わるけど、どうやらここは僕のいた世界じゃないと思う」
「っ!?どう言う事?」
「魔法や使い魔は僕の元居た世界には存在していたけど、空を飛んでいる時に見たんだけど『月が二つ』あった。僕の世界には月は一つしか存在しない」
「信じられない話ね。でも信じてあげるわよ」
「ありがとう、ルイズ」
闇慈はルイズに優しく微笑むとルイズは顔を少し赤らめた。
「でも私に召喚されたからには使い魔として働いて貰うわよ」
「どんなことをすれば良いのかな?」
「基本的には家事ね。掃除・洗濯・雑用って所かしら」
「問題ないよ」
「そう。じゃあ今日はもう遅いから寝ましょう」
ルイズはパジャマに着替えようとしたが、自分の使い魔だが、男性で美形の闇慈がいることを気にしたのか、闇慈に着替えを見ないように促すと、闇慈は顔を少し赤らめ、後ろを向いた。
そして着替えが終わると、ルイズはベッドに入った。闇慈はベッドの隣に敷いてあった藁の寝床に座り、壁にもたれかかった。
「ごめんなさいね、アンジ。藁しかなくて」
「気にすることはないよ。でもちょっと寒いかな、毛布を一枚もらえる?」
そう言うと闇慈はルイズから毛布を貰うとそれを身体に包んで、再びもたれかかった。ここで明日の朝なにをすればいいか確認をとった。
「ルイズ。明日の朝の仕事はなにかある?」
「私の着替えを用意しておいて、そして起きるのが遅かったら私を起こして頂戴。着替えはそのクローゼットの中に入ってるわ。じゃあお休み、アンジ」
「了解。そしてお休みなさい・・・ご主人様」
「///」
そう言っている間に二人は
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