第四十六話 反逆
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闇慈!!」
「イッセー!!ギャスパーを連れ戻すことが出来たんだな」
「ギャスパーが自分の血を受け入れたお陰だ」
「ぼ、僕はイッセー先輩のお陰で変わることが出来ましたぁ」
ギャスパーは一誠を見ながら笑みを零した。それを見た闇慈はホッと心を撫で下ろした。しかし感動の再会もここまでだった。ヴァーリが再び口を開いた。
「丁度良い。お前たちに俺のフルネームを教えてやる。俺は『ヴァーリ・ルシファー』だ」
それを聞いた闇慈を含めた和平派は驚愕の顔を示した。
「俺は死んだ先代の魔王ルシファーの血を引く者だ。しかし、両親は旧魔王の父。そして人間の母との間に生まれた混血児だ」
「だからセイクリッド・ギアを宿してのか!!」
「そう言う事だ、黒衣の死神。それから・・・」
ここでヴァーリはここで一誠に目を向けた。
「お前の事は調べさせて貰った、赤龍帝。お前の両親のこともな」
「だから何だってんだ!?」
「まさにつまらないの一言だな。こんな奴が俺のライバルなのかと思うと落胆よりも笑いが出てしまった。そこで俺は貴様を『復讐者』に変えてやるよ」
(復讐者?・・・何を言うつもりだ?)
闇慈が疑問に思っていたが、ここで想像を絶する言葉が出てきた。
「俺がお前に両親を殺してやるよ。そうすればお前は少しは身の上が上がって面白くなるだろう。どうせお前の両親は歳を取って、普通に死んでいく。大して変わりはないだろう?」
「貴様・・・ふざけるなぁぁぁ!!!」
闇慈はヴァーリの身勝手で外道的な言葉に堪忍袋の尾が完全に切れ、切りかかろうとしたが・・・
「殺すぞ・・・この野郎」
一誠の怒りは闇慈の数倍あった。
「確かに俺の両親はお前にとって軟弱な存在かもしれねえ。けどな・・・俺をここまで育ててくれた最高の両親なんだよ!!てめえの好き勝手で両親を殺されてたまるかぁぁぁぁぁ!!!」
『Welsh Dragon Over Booster!!!!』
イッセーの叫びと共に[赤龍帝の鎧]『ブーステッド・ギア・スケイルメイル』が発動し、イッセーはヴァーリに飛び掛った。
「イッセー・・・」
「黒衣の死神。ヴァーリは赤龍帝に任せるぞ!!俺たちはカテレアの相手をしなきゃなんねえからな」
「話は終わりましたか?私たちもこんな戦いを終わらせ、『オーディン』にも動いて貰わなくてはなりません」
(もうここまで来たら何も驚かないな・・・北欧神話の最高神か)
「おいおい。横合いからオーディンに奪わせるつもりか?あまり俺の楽しみを奪うなよ?・・・消すぞ」
アザゼルは持っていた光の槍の他に短剣を所持していたが、それがひかり始めた。
「それは・・・セイクリッド・ギアなのか
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