第四十五話 旧魔王
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、私が魔王レヴィアタンを名乗ります。そして、オーフィスには新世界の神となってもらいます。彼は象徴であれば良いだけ。あとの『システム』と法、理念は私達が構築する。ミカエル、アザゼル、そしてサーゼクス。あなた達の時代は終えて・・・」
「下らないな・・・」
カテレアの言葉を遮り、第三者の声が響く。そして勢いよく会議室の扉が破壊され、入ってきたのはマントを身に纏い、デスサイズ・ヘルを右肩に担いだ闇慈だった。初めて闇慈の死神の姿を目にするアザゼル、ミカエル、セラフォルーは闇慈をじっと見ていた。
「貴方は・・・黒衣の死神!!どうして貴方がここに!?私の部下たちが貴方を亡き者にした筈!!」
「俺はあんな連中に遅れを取るほど柔じゃない。それにあいつ等には・・・『自分自身』にやられてもらった。こんな風にな・・・」
闇慈は再び『真紅の魔眼』を発動させ、逆五芒星が刻み込ませると、闇慈の足元の『影』がゆっくりと出てくるとそのままカテレアの顔を掠め、壁に突き刺さった。初めて見る闇慈の技に一誠は疑問の声を上げた。
「な、何だよ!?アンジ。その技は!?」
「これが俺の新しい技・・・[影の支配者]『シャドゥ・ルーラー』だ。自分の視界に存在する『影』を自由自在に操ることが出来る」
「・・・成る程。『自分自身』にやられて貰ったと言うことは私の部下の影を支配して倒したと言うことですか」
「ご名答だ。話は変わるが貴様のさっきの言葉には下らないの一言だな。コカビエルにも言ったが、力で支配した世界に何の価値がある?そして他人の力を借りて、奪われたことに仕返しをする・・・まるで『子ども』だな。そんな奴が世界を管理する一角に入るだと?笑わせてくれるな。いや、寧ろ哀れに思えてくるな。それなら周りのことを良く考えているセラフォルー様の方がレヴィアタンの名前を持つ方が良いと思うがな。貴様はもう、どうしようもない奴だ・・・」
「アンジくん・・・」
セラフォルーは闇慈の言葉が嬉しかったみたいだ。しかし、闇慈がカテレアに対する哀れみの言葉を言った瞬間、魔力弾が闇慈に直撃した。カテレアが闇慈に撃ったらしい。魔力弾は破裂して、闇慈の周りには煙が立ち込めた。
「死神ごときが私に意見するなんて・・・あの世で後悔しなさい」
「アンジ!!なんてことを!!」
リアスが怒りの声を発するが、煙が晴れると何も無かったように闇慈が立っていた。
「どうして!?私の魔力弾は貴方を捉えた筈!!」
「それはこの『マント』のお陰だ。このマントは唯のマントじゃない。魔力を弾く能力がある・・・つまり、魔力を使った技は俺には効かない。名前は・・・そうだな、[AMCマント]。通称『アンチ・マジック・コーティング・マント』とでも言っておこうか」
「良いネーミ
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