第四十三話 説得
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
御が出来ないのか少し興奮すると力を発動させてしまい、イッセーたちを止めてしまった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
しかしその後、大きな問題が起こった。一誠とギャスパーが対価を貰うために出かけて行ったが、ギャスパーがまた制御出来ずに時間を止めてしまい、もう嫌になったのか、また引きこもってしまった。
ここで一誠と闇慈がギャスパーの説得に入った。
「・・・怖いか?セイクリッド・ギアと俺たちが」
「まあ、それもそうだよね。いきなり現れてほぼ力ずくで言うことを聞かせていたからね」
『・・・』
「俺には最強のドラゴンの、そして闇慈には死神のセイクリッド・ギアを宿してる。お前みたいにヴァンパイアとか、木場みたいにすごい生き方をしてきた訳でもない、ごく普通の男子生徒だった」
「そして、僕たちは力を使うたびに自分が怖くなって行った。自分が自分じゃなくなるんじゃないのかって・・・。でも、それを受け入れて僕たちは前に進んで行こうと思ってる」
闇慈の囁きにギャスパーが扉越しに口を開いた。
『・・・どうしてですか?もしかしたら、大切な何かを失ってしまうのかもしれないのですよ?イ、イッセー先輩とアンジ先輩はどうしてそんなに・・・前向きになれるんですか?』
この問いかけにまずは一誠が答える。
「そうだな・・・まあ、俺はバカだから難しいことは分かんねえけど。ただ・・・俺は部長の涙を見たくない。俺は・・・もう二度と大切な人を悲しませたくないんだ」
それに闇慈が続ける。
「僕もイッセーと似たようなものだよ。僕は偶然、力が発動してしまってアタフタしていたけど、リアス先輩達は僕のことを温かく迎え入れてくれたんだ。この力は・・・守るために使いたい。心からそう思っているんだ」
闇慈が話していると扉がゆっくりと開き、ギャスパーが覗き見るように出てきた。
「それが、先輩たちに『強さ』なんですか?」
「そうだね。でも君の力も加われば、よりリアス先輩達を守ることが出来ると思う。だから力を貸してくれないかな?ギャスパー」
闇慈の言葉に続けて、一誠が言葉を発した。
「俺の血、飲むか?ドラゴンの血を飲めばセイクリッド・ギアの力を制御できるようになるかもしれないってアザゼルが言っていたからな」
そう言うと一誠は自分の腕を差し出したがギャスパーはこれ首を左右に振り、これを断った。
「僕は直接血を吸うことがとても怖いんです・・・ただでさえ強力な力なのにもし暴走してしまったらと思うと・・・僕は・・・僕は」
「でも俺はお前のセイクリッド・ギアは羨ましいぜ」
その言葉を聴いたギャスパーはハッとイッセーと向き合った。
「だって、時間止めたらやりたい放題じゃないか!!女子のスカートをめくったり〜、
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ