暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 万死ヲ刻ム者
第四十二話 男女
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
スパーを制御出来るかもしれないと判断されたそうよ。私がイッセーと祐斗を『禁手』に至らせた事のお陰かしら」

一誠は未完成とは言え、『禁手』状態でライザー・フェニックスを倒した。祐斗も聖魔剣『ソード・オブ・ビトレイヤー』を発動させることが出来た。それらのお陰でリアスの評価がグンと上がり、その褒美がこれなのかもしれない。

「能力的には朱乃に次いで二番目なんじゃないかしら。ハーフとはいえ、由緒正しい吸血鬼の家柄だし、強力な神器も人間としての部分で手に入れている。吸血鬼の能力も有しているし、人間の魔法使いが扱える魔術にも秀でているわ。とてもじゃないけど、本来『僧侶』の駒1つで済みそうにないわね」

ギャスパーの能力の高さに闇慈は感心の声を発した。

「ギャスパーって本当に凄い眷属だったんですね」

「ヒィィィ!!ゴメンナサイですぅぅぅ!!」

「別に怒っている訳じゃないんだけど・・・。あ、でもリアス先輩。ヴァンパイアって太陽が苦手なのでは?」

「それなら心配はいらないわよ、アンジ。ギャスパーの親のヴァンパイア一族は『デイウォーカー』と言う、日中でも歩くことが出来る能力があるの。それに彼は人間の血も引いているから無闇に血を吸う必要もないの」

「ヒィィィ!!血はダメですぅぅぅ!!レバーも生臭いからダメですぅぅぅ!!」

何とも言えないギャスパーの性格に闇慈は、あははと苦笑するしかなかった。ここで毒舌の小猫のツッコミがギャスパーを襲った。

「・・・へたれヴァンパイア」

「うわぁぁぁん!!小猫ちゃんがイジメルぅぅぅ!!」

「まあまあ。好き嫌いは誰にでもあることだからそこまで言うのは可哀想だよ、小猫ちゃん」

と言うことからギャスパーの教育は今日初めて会った4人と小猫が引き受けるようになった。イッセーとゼノヴィアは脅しで言うことを聞かせようとしていた反面、闇慈は優しく接しようとしたが・・・

「うわぁぁぁん!!死神ぃぃぃ!!怖いですぅぅぅ!!」

リアスから闇慈の秘密を聞かされたギャスパーは頑なに闇慈を拒んだ・・・。

「僕って・・・そんなに怖いのかな?」

「・・・ドンマイです、闇慈先輩」

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ