後日談8 クリスマス、リンスがやって来る
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に入れ、焼き始める星。
零治は星を止められるのは我が家で夜美だけだと思ったのだった………
ピンポーン!
「来たか」
家のインターフォンが鳴り、ライとキャロが玄関へと向かった。
「お疲れ、零治、星」
「ああ、サンキューアギト………」
「ありがとうございます………」
アギトがソファーに並んでくたびれている俺と星にジュースを渡してくれた。
「何とか間に合ったな………」
「そうですね………」
テーブルにはこれでもかってほど料理が置かれている。
ちょっと気合い入れすぎてしまった………
「しかもケーキがあるんですよね………?」
「流石に食いきれないだろうな………」
そんな事を星と共に話していると………
「あら、すごい料理ね!?」
「美味しそう………」
「お帰り、シャイデ。そしてようこそ有栖家へ!リンス・ミナート!」
そう言ってみんなで拍手をすると恥ずかしいのか顔を真っ赤にして俯いてしまった。
「それじゃあ早速みんなで食べるか!」
そう言って俺達はみんなで楽しく食事を採ることにした………
「リンスとね、こっちで暮らすことにしたわ」
皆で楽しく食べた夕食も終わり、チビッ子達+ライはゲームへと繰り出していた。
そんな中、それ以外の人達はテーブルに座り、そんなライ達の様子を見ながらシャイデの話を聞いていた。
「だから傭兵の仕事の仲介も辞めるわ。だからこれからは仕事の紹介は出来ないわよ」
「いいよ、俺ももう傭兵として戦うことは無いだろうし、収入が無くてもスカさんからもらった報酬の蓄えがあるから大丈夫」
「でも大学とか行くことになったら今のお金でも厳しいんじゃないの?」
「だったらバイトでもするよ」
そう言って俺はつまみに出した枝豆を食べる。
「………で、リンスの体はどうなんだ?」
「もう問題無いわ。リハビリもしっかりしたお陰でマリアージュシステムは使えなくても普通の魔導師としては戦えるわ」
「戦える力は必要ないのでは?」
「いえ夜美、世間的にはリンスがイクスヴェリアだと知っている人は少ないですが、それでもバレないという保障は無いので、自身を守れる力は必要だと思いますよ」
「そう、この先何があるのか分からない以上、自衛できる力は必要よ」
だが、元凶である最高評議会は殺され、スカさんは俺達と共にいる。
こうなってくるとJS事件は確実に無いだろう。
しかしそれでもクレイン・アルゲイルやバルトマン・ゲーハルトなど危険分子は残っている。
イクスヴェリアの能力を使って事件を起こしている以上、再び狙われてもおかしくはない。
「じゃあデバイスとか持たせるのか?」
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