暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 平凡な日常を望む転生者
後日談8 クリスマス、リンスがやって来る
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そう言われると逆に気になるのですが星さん………

「さて、レイはサラダの方をお願いします」

「サラパスで良いか?」

「良いですよ」

その後も俺と星は肩を並べて料理を作っていた。












さて昼食を皆で食べ、皆でいつものショッピングモールへやって来た。
しかし食材の買い物を俺と星、キャロに任せ、他の皆はプレゼントを買いにさっさと行ってしまった。
まあプレゼントも買わなくちゃいけない以上、仕方がないか………

「さて、後は………」

カートのカゴの中にある食材をメモと照らし合わせて確認する。
しかし乳製品から肉類、野菜、魚とかなり買ったな………
おせちの具材もあるって事はここで買いだめしていくつもりかな?

「レイ、どうでした?」
「ああ、大体揃えたぞ。そっちは?」

「卵Mサイズ80円ゲットしました」
「疲れた………」

「キャロもお疲れさん」

そう言って頭をなでてあげると嬉しそうにするキャロ。

「だけど良いのか?みんなと一緒にプレゼント見なくて?」
「お兄ちゃんと星お姉ちゃんの手伝いをした方が良いかなって思ったから………」

本当に良い娘だなキャロは………

「でもこんなに買って大丈夫なのお兄ちゃん?」

「大丈夫、その為の頭数なんだから」

この場にいないライ、優理、アギト、夜美の事である。

「そう言えばルーは今日どう過ごすんだ?」

「ゼストさんとメガーヌさんとディナーに行くって言ってました」

何かリッチな感じだな………

「ていうかこんなに家の冷蔵庫に入るか?」

「大丈夫ですよ、上手く入れてみせます!」

力強く星は答えた。

「私も手伝います!」
「ありがとうキャロ」

今度は星がキャロの頭を撫でる。
嬉しいのか笑うキャロはメッチャ可愛かった。

「あら、星ちゃんじゃない!」

「あ、こんにちは!」

星に声をかけてきたのはいかにも主婦だと言っているようなどこにでもいそうなおばさんだ。

「今日はどうしたの?」

「クリスマスと正月の食材をまとめ買いしようかなって」

「本当に偉いわねぇ〜私の娘にも見習わせたいわよ!」

「そ、そんな………別に私は好きでやっているので………」

「で、君が噂の零治君?」

「へっ?あっ、はい、そうですけど………」

「話は星ちゃんから聞いてるわよ。確かに良い男ではあるわね………」

「お、おばさん………」

星の奴、何話したんだ………?

「で、あなたが妹のキャロちゃん?」

「はい!有栖キャロです!」

「あら、礼儀正しくて良い娘ね………やっぱり謝らなくちゃね」

「お、おばさん!?」

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