BFO編ーダブル・マーシャル編ー
35.開戦!
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
スキルの発動の合図だ。赤い光を纏った両腕が猛攻の如く襲いかかる。
その攻撃は、SAOの《黒の剣士》の猛攻に比べれば遅く感じる。相手の猛攻を全て避けきる。
「あ、ありえん.....俺の《ラッシュ》を避け切るなんて.....ありえん!!」
「これがお前の全力か.........ぬるいな」
「何だと!!」
コングが怒りの声をあげる。
「それなら、次は俺の......ソードスキルをかわしてみろ!」
両手の指を真っ直ぐに伸ばし、両腕で手刀の構えを行う。黄金の光が両腕を包み込む。これがこの世界での《手刀術》発動の合図となる。
『これは!!』
アナウンス......というか実況者が驚く。
『これはまさか!!フォトンハンド、ライトアーム!!』
観客たちもざわめく。だが、一番驚いていたのは俺の目の前に立つコングだ。
「き、貴様.......その防具は!?」
「この世界じゃ使い勝手が悪いんだろ。この武器は.......!」
地面を蹴飛ばし、一気にコングとの距離を詰める。そして手刀でコングに向かい斬り込む。
相手も何かしらの防御のバトルスキルに入るが俺には関係ない。両腕をクロスさせ、一気になぎ払う。
それでコングの防御スキルは解除された。そして、なぎ払った腕のまま体をその場で回転させる。
二手刀流旋回技《双嵐転》
二つの手刀が連続でコングの体を襲う。防御体制に入れないコングのHPは、一瞬のうちにレッドゾーンに突入。
『試合終了ぅぅ!!勝者は、シュウ、レイナ!!』
この大会のルールでレッドゾーンにHPが突入すると敗北になるという設定になっている。どうやらレイナも倒したようだ。観客の歓声が鳴り止まない。
『何ということだ!!優勝候補のペアを新生ペアが倒してしまった!!しかも!一人は可憐なる少女!そして驚くべきは、フォトンハンドとライトアームを使用して勝った、シュウ選手だ!!』
俺とレイナは、歓声が鳴り止まぬ中、会場を後にする。
「まずは、一勝!」
「やったね、シュウ!」
拳をぶつけ合う。
俺たちは続けて二回戦も勝ち上がり、俺たちはブロック優勝のかかった三回戦をむかえた。
「よしっ!いくぞ、レイナ!」
「うん!絶対に勝つよ、シュウ!」
再び拳をぶつけ合い、試合会場へと足を運ぶ。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ