暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 平凡な日常を望む転生者
後日談7 球技大会(後編)
[7/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
。そうするしか無いだろう。それか………」

そう言って俺の考えをみんなに話した。

「本気なのか零治………?」

「あのボールをだよ?」

「やるしかないか………確かにあの状態なら桐谷を当てられる」

「もし失敗したとしても………」

「ああ、分かった。必ず当てる」

「私も、桐谷を必ず仕留める」

「私も!!」

「みんな頼むぞ!」

後はその機会まで生き残る事だな………












「しぶといな………」

「どうする桐谷?」

「………俺が仕留める。ボールを貸してくれ」

味方が所持していたボールを受け取り、助走を付けるために離れた。

「零治!!」

「ああ、みんな頼むぞ!!」

そう言って俺を中心に囲むような形を取った。

「何をする気か分からないが、これで終わりだ零治!!」

そう言って思いっきりジャンプして俺めがけてボールを投げる。
勢いの付いた角度のあるボールは真っ直ぐ俺に向かって来る。

「ぐっ!?」

重く、速い球は俺の腕を弾き、地面に付いた。

「よし、零治を!!」
「だが、それだけじゃ終わらないよ!!」

そう言ってボールを構えるフェイト。

「しまっ!?」

「これで終わりだよ桐谷!!」

フェイトの投げたボールは見事桐谷に当たったのだった………









その後は桐谷を失った残りの2人では圭、フェリア、フェイトを当てることは出来ず………

「あっ………」

「よし!!」

「試合終了!!A組の勝利!!」

最後の1人を圭が当て、A組の勝利で終わった………











「いやぁ、最高やったな………」

「うん、あそこでフェイトちゃんが当ててくれたおかげでA組は勝てたよね!」

結果として俺達A組はその後も1勝し、見事学年優勝を掴んだ。
そして、表彰を終え、放課後。興奮収まらず、俺達は教室で盛り上がっていた。

「まあアリサも外野の皆を引っ張ってたしな」

「な、何よ珍しい………アンタが褒めるなんて………」

「それほどアリサも頑張ってたと言うことだ」

プイとそっぽを向く、アリサにフェリアが言う。
照れてんのか?

「レイ、僕は?」

「ライは1つ大人になれて良かったな」

「………ねえレイって何か僕の事をよく子供扱いしてない?」

「そんな事無いぞ、なんてったってスタイルは………」

「「レイ………?」」

「えっ?何で睨むの?」

「「分かりますよね(分かるよな)?」」

「はい………」

本当にごめんなさい………

「ねえ、この後家に来ない?」

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ