後日談7 球技大会(後編)
[6/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
イイじゃないか………
しかし、
「あぐっ!?」
そのすぐ次に加奈に当てられてる神崎。
「締まらないわね………カッコつけたんなら最後までカッコよく終わりなさいよ………」
「そう思うなら当てないでくれよ。痛てて………」
「本当に隙だらけだったのよ………」
神崎………
「アリサ」
取り敢えずアリサにボールを回し、一息つく。
さて、相手の人数は後4人。対してこっちは7人と人数的にはまだ余裕があるが、相手の人数が減った事でノールックの効果が薄れてきただろう。
「零治!」
だったらこれからは小細工なしでいくしかない!!
「でやっ!!」
投げたボールは結構な速さで桐谷に向かう。
逃げ回っていた桐谷は少し体勢を崩しながらも俺のボールを何とかキャッチした。
「危ない危ない………」
「良く捕れたな桐谷………」
「ああ、結構ギリギリだったけど………やっぱり危険だな零治は………」
「どうする………?」
「零治優先にして狙うか………」
「くっ!?」
「零治!!」
圭が俺の弾いたボールを何とか拾ってくれた。
「悪い、圭」
「ああ。………だけど狙いを零治だけに狙いを絞って来たな………」
確かにさっきからB組の連中は俺に集中してボールを投げてくる。
何とか避けたり捕っているが、結構辛い………
「零治君を守った方がええか?」
「いや、俺に集中してるならそうさせるべきだ。こっちの方が人数は多いし、今回みたいにフォローしてくれればボールもキープ出来る」
「だが、零治の負担は大きいだろ?」
「そこは気張るさ」
「………我も出来るだけフォローする」
「わ、私も!」
「ああ、ありがとうフェイト、夜美………」
「頑張ろう零治君」
「ああ………」
すずかの励ましを聞き、再度、試合に集中した………
その後も何とか俺は生き残ったが、その内、加奈の機転ですずかやはやてに投げ、2人にボールを当てていた。対してこっちは圭の投げたボールで1人を退場させたが、それ以降は広いコートを使い、上手く避けられ、当てられない。
「くっ!?」
「夜美!!」
「済まないレイ………」
「仕方ないさ、後は任せろ」
「ああ、頼む」
そう言って夜美は出ていった。
しかし………
「これで後4人か………」
俺達もとうとう残り4人になってしまった。
俺、圭、フェリア、フェイト。
そして桐谷達は3人。
「どうする零治?」
「………ボールを回しながら、相手の隙を突いてボールを投げる
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ