後日談7 球技大会(後編)
[3/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
られる俺達4人。
いつの間に俺達が一番槍?
しかもドッジボールに突撃無いし………
「両クラス、ジャンプボールを始めるので、代表来てください」
「あっ、なら俺がいく」
ハブられた事はとりあえず置いといて、俺はジャンプボールするため、センターラインへと向かった。
「やっぱりお前か」
相手のジャンプボールは予想通り、桐谷だった。
参ったなぁ………
ジャンプ力で絶対に勝てない事は分かってる。
こうなったらどうやっていかに避けるか考えておくか………
「では………行きます!!」
審判が投げたボールは真上に行き、俺と桐谷は同時にジャンプしたが………
「よし!」
やはり桐谷には勝てなかった。
「くっ!?」
俺は慌てて自軍エリアに戻るが、ボールは投げてこない。
一体何を考えているんだ?
そう思ってると桐谷は自軍のエリアの中央付近まで行き………
「行くぞ!!」
そう言ってボールを持ったままこっちに走り出した。
………まさか!?
「ジャンプスロー!?」
自エリアギリギリの所からジャンプし、こっちのエリアに入りながら地面につく前にボールを投げる桐谷。
そのボールはひし形を作っていた先端のSBS団男子の顔面に直撃した。
「門倉!?」
真後ろに吹っ飛ぶ門倉。
それほど威力があった。
「審判!あれってOKなのか!?」
「リリース寸前は自エリアなので有りで!むしろ昔あったゲームのバトルドッジのジャンプシュートみたいでカッコいいからOK!!」
本音が出たな審判………
まあ流石に女子に向けては投げないだろう。
「零治、わざと当たってアウトになるのは………」
「後でクラスの魔王様にオハナシされても良いなら良いんじゃね?」
「なんてドッジボールなんだ………」
そんな神崎の言葉に俺も頷いた………
「陣形を崩すな!!守れ、守れ!!」
今や、百戦錬磨の壁となったSBS団も桐谷のボールには恐怖感を覚えたらしく、足を震わせながら、女子達の前に立ち塞がっていた。
根性が無い奴等だと思っていたが結構根性あるじゃん。
「うし!」
相手外野から投げられたボールを掴み、相手目掛けてボールを投げた。
「きゃ!?」
ボールは相手の女子に当たり、1人退場。
人数は後………15人か………
だが………
「そろそろ壁も居なくなってきたな」
そう。桐谷の言う通り、壁がもう後5人となってしまった。
人数的には外野のアリサ達が頑張って当ててくれたお陰で7人程こっちが有利だが、壁が居なくなってからが問題だ。
相手の残
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ