後日談7 球技大会(後編)
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分達の所へ転がりやすいようにしている。
お陰で結構外野で相手を当てるのが多い。
「ぐっ!?」
相手の選手のボールが自軍の男子が当たり、退場する。
だが俺達A組はSBS団の男子が犠牲になるだけで、戦力的には減らないので、結果的に………
「A組の勝利!」
余裕で勝てたのだった。
それからのA組の快進撃は続き、次々と勝っていった。
その度にSBS団の男子が傷だらけになっているが、気にしないことにした。
そしてとうとう………
「B組との試合ね………」
ベスト8というところでB組と当たることになった。
「ふっ、B組など烏合の衆、我等の鉄壁の守備の前では赤子に等しいわ!!」
「………いったい何があった野中!?」
「うん?何を言っておる?我はいつもこうだったではないか」
「明らかに別人だよ!!」
「レイ、リアルに恐いです」
「我等は離れた方が良さそうだな、あとは頼む」
「いや、守ってもらうのはお前らなんだからな?星、ライ、夜美」
「要らないよ僕。ボール取れるし」
「我も要らん。むしろ視界が遮られて邪魔だ」
「私は外野ですから」
………確かに3人には要らないな。
「ふははは、強からずとも我等がしっかりお守りするので安心して相手にボールをぶつけるがよい!!」
ワハハハと豪快に笑いながら野中は何処かに言ってしまった。
ひょろひょろな体にあのしゃべり方だとすごく違和感あるんだけど………
「まあ役に立てば良いよな………」
今までも役に立ってたし………
「ねえ桐谷、大悟の作ったSBS団、何か様子がおかしくない………?」
「ああ、確かに………」
いつも変な事ばかりしてる奴等だったけど、今日はいつもと違う雰囲気に私達は不気味さを覚えた。
「兄さんの仕業………?」
「いや、零治はアイツらと関わろうと思わないだろ」
………確かに。
だったら一体何があったのだろう?
「あー!!もううざったいからやめなさい!!」
「何を言いますか殿!勝つためには殿達を命がけで守り向かなければ合戦には勝てませぬぞ!!」
「ドッジよドッジ!!私達は合戦じゃなくドッジボールを………」
「皆の衆!陣形を組め!!命がけで守り通すのだ!!」
アリサの叫びも空しく陣形を組み始めるSBS団。
アリサも苦労するな………
SBS団は、俺、神崎、圭、良介を除く女子全員を囲んだ。
確かに守られてるけど、俺達も入れろよ!?
「貴様達は一番槍だろうが!!始まりと同時に突撃せい!!」
先頭にいるSBS団のリーダー格に怒鳴
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