後日談7 球技大会(中編)
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「レイ………」
いや、そんな助けを求める顔をされても………
「頑張れ星………」
「レイぃ………」
弱々しいな………
まあ何か小動物みたいで可愛いけど………
試合の方は結構な膠着状態に。
B組は加奈を中心に連携の取れたパス回しにA組は大苦戦していた。
そして0−0のまま、後半に入りもう後5分を切っていた………
「くっ、すずか!」
「えっ、こっち!?ごめんフェイトちゃん!!」
「任せて………ってあれ?なのは、そっちに!!」
「ええっー!?夜美ちゃん!!」
「少しは粘れなのは!」
そう叫びながら、パスをインターセプトする夜美。
さっきからこのやり取りばかりが続いている。
こっちがボールを持っても、パスをカットされ、再びB組のパス回しに。
「星、行った!!」
「ええっ!?きゃ!?」
目の前に来たボールを弾く星。
しかし………
「シュートしても止められるならギリギリまで近づいて蹴れば!!」
加奈が直ぐにボールを拾い、そのままゴールにドリブル。
「させん!!」
「夜美!!」
夜美がゴール前に立ちふさがり、ゴールを守る。
「ぐっ!?」
「きゃ!?」
そのまま2人は激突し、二人共後ろに倒れた。
「ぼ、ボールは………」
「何処に………」
ぶつかってもなお、ボールの位置を確認する2人。
しかしそのボールは………
「入ちゃった………」
すずかの呟き通り、ボールは星の後ろのゴールに。
「「「「やったあああああ!!」」」」
「ナイス加奈!!」
B組の祝福に飲まれる加奈。
時間的にも厳しくなってきた………
「まだよ!!先ずは同点に!!」
ドリブルをして相手のエリアを進むアリサ。
しかし相手のチェックが速い。
「アリサ!!」
「お願い!!」
咄嗟にフォローに来たフェイトにボールを渡し、今度はフェイトがドリブルで突き進む。
「行かせない!!」
「加奈!?だけど!!」
そう言ってフェイトは後ろにパスを送った。
「わ、私だって………!!」
そのボールをなのはが受け取り、加奈を追い抜く。
「くっ、守りは………」
Bクラスの選手達はなのはのドリブルについていけず、その場に止まり肩で息をしている。
「スタミナ切れ!?不味い!!」
全員で攻撃し、全員で守る。時間が短いにしてもB組のメンバーは限界の者が多くなっていた。
「な、渚ちゃん!!」
相手のDFが近づいてきて慌てて近くにいる坂巻にパスを送るなのは。
そんな状態だったが、ちゃんとパスは通った。
「絶対に止めて見せる!」
大きく腕を
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