後日談7 球技大会(前編)
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「ふぅ、何とか勝ったわね」
「サッカーはしんどいわ………」
「でも本当に勝てて良かったね」
アリサ、はやて、すずかも疲れた顔をしてヨロヨロと歩いてくる。
「お疲れ、あんなに気合い入れてたのに良いとこ無しだったなアリサ」
「なっ!?そんな事無いわよ!!」
「そうやそうや!私は野球との連戦やったから仕方がないにしても、本当に目立たなかったアリサちゃんが惨めやろ!」
「は〜や〜て!」
疲れていると言っていたのに追いかけっこを始めるアリサとはやて。
さっきの疲れは何処へ行った?
「そう言えば零治君、次はバスケだよね?」
すずかが俺に聞いてきた所でなのはとフェイトがこちらにやって来た。
なのは、フェイトと手を繋いで来る必要は無いと思うんだけど………
「ああ、でも多分勝てないから期待するなよ………」
「そうなの?相手は………桐谷君のクラス?」
「桐谷バスケ上手いの?」
「ああ、見てれば分かるよ………」
なのはとフェイトにそう答えて俺は体育館へと向かった。
「神崎!!」
「分かって………うおっ!?」
桐谷のドリブルに神崎はついて行けず、簡単に躱されてしまう。
「圭!!」
「くそっ!?」
バスケに入ってる圭に頼むが桐谷の勢いを止めることは出来ず、
ダン!!
そのままリングにボールをぶち込んだ。
「すげー!!またダンクだよ桐谷先輩!!」
「先輩カッコイイ………」
もはや注目は桐谷オンリーな状態になっている。
桐谷と同じチームのバスケ部も桐谷を中心に動いている。
「スリー!!」
駄目押しとばかりクイックシュートでの3P。
狂いもなく、リングの中に吸い込まれていった。
「これは………無理」
「神崎、お前のチートな能力で何とかならないのかよ………」
「魔力強化していいならなんとかなるかもしれないけど………」
「2人共!!固まってないで、動け!!」
圭に怒鳴られ、慌てて動く、俺と神崎。
しかしもう逆転をどう考えても無理であり………
「試合終了、56ー18で2−Bが勝利!!」
大差で負けてしまった。
「「「「「きゃー!!!」」」」」
神崎ファンか?歓声が凄いなぁ………
「うるさいメス共………」
「夜美、流石にそれは言い過ぎ………」
「レイ、残念でしたね………」
「それにしても桐谷君凄かったや〜」
「そうだね、プロのバスケット選手みたいだった」
はやてとすずかの視線の先にはクラスメイトにもみくちゃにされた桐谷が困った顔でされるがままになっていた。
「でもこれで私達は女子バレーと女子サッカーと野球
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