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魔法少女リリカルなのは 平凡な日常を望む転生者
後日談7 球技大会(前編)
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ないだろ」

だけどな………
相手の守備が下手だったから良いものの、あのピッチャーで凡フライってのはな………
野球経験者だって言ってたのに。

「つ、次は絶対に打つよ!!」

「分かった分かった………でどういう意味だ?」

「簡単さ。最近はサッカー人気ではあるけど、未だにサッカーする女の子は多くない。オフサイドトラップも無いルールでなることは………?」

「………ゴール前の蹴り合い?」

「正解」

要するに無理やりボールをねじ込むって事か………
そうなると自然と足がぶつかりあって………

「………地獄だな」
「………地獄だよね」

とそんな事を話ながら今に始まる女子サッカーを見ていた。














「わ、私で大丈夫なのでしょうか………」

「大丈夫!星のその能力があれば、絶対に勝てるから!!」

皆さん、有栖星です。
レイ達、野球組が勝ち、いよいよ女子サッカーの試合です。

本当は球技は全て拒否させてもらいたかったんですけど、渋々レイに言われ、サッカーに出ることにしたのですが………

「本当に私にキーパーが務まるのでしょうか………?」

「何言ってんの、僕もレイの意見に賛成だよ。星がキーパーをやってれば星の所にシュートが集まるんだから」

野球同様にサッカーにも出るライがそう言います。
………だけどやっぱり不安はありますね。
だってゴール前の攻防は足の削り合いですから………

「心配するな、星とゴールは我とフェリアで守る」

「ああ、だから星は安心してゴールを守れ」

………ああ、なんてフェリアと夜美が頼もしいのでしょう。

「わ、私も頑張るから………」
「だから星も頑張ろ」

なのはもフェイトも頼もしいです。

「分かりました、私も精一杯頑張ります!」

「点は私達で取るから守りは頼むで!」
「ライ、しっかりパスしてね」
「アリサもね」
「すずかちゃん〜私達も頑張ろ〜」
「うん、渚ちゃん」

皆で必ず勝ちます!!









「壮絶だな………」

良介の言う通り、ゴール前では足の蹴り合いに………
アリサ達は結構パスを出したり、ライ何かはフェイント何かを入れたりして躱していたが、相手のチームの女の子は取り敢えずボールを蹴ろうととにかく蹴る蹴る蹴る。

「痛っ!?ここは本当に地獄だな!!」

夜美の文句がここまで聞こえてくるのも珍しい。
それほど荒々しい。

それも2−Cの出ているメンバーが結構体つきがたくましい女子が多いのも関係あるだろう。
それに何だろう………何か結構恐い顔でアリサ達に向かっている。

「イロモノクラスに負けてたまりますか!!
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