後日談6 ナカジマ姉妹、再会する
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「問題無い………か」
飯を食い終わった後、携帯をチェックすると桐谷の返事が来ていた。
そして桐谷の返信を見て一人呟く。
「大丈夫なのか?」
今回の事を知っている夜美も気になっていたのか、少し心配そうな表情で聞いてきた。
「桐谷の事だ、ちゃんと秘密の所は言わないさ」
「そうだな、桐谷だし心配ないか」
「何の話だ?」
そんな話をしているとフェリアが話に入ってきた。
ちなみに他のメンバーは皆、テレビに釘付けだ。
「ちょっと厄介な事になってな。あの事件の時、桐谷が助けた女の子の姉妹がはやての知り合いで、お礼を言いたいってわざわざはやての家に来てるらしい」
「何故桐谷だと気がついたんだ?」
「桐谷のアホ、つい名前を言ってしまったんだ。それと彼女達の父親が管理局員ってのも見つかる原因だったのかもな」
「なるほど、調べてもらったってわけですね」
そう言いながら俺の隣に座る星。
どうやら洗い物は終わったみたいだ。
「お疲れ星、はい、お茶」
「あっ、ありがとうございます」
受け取ってお茶を飲む星。
「で、はやては今、その人の部隊でお世話になってるみたいで、偶然が偶然を呼んでこうなったってわけ」
「「なるほど………」」
声を揃えて納得する星とフェリア。
「でも大丈夫でしょうか?」
「なんとかなるって」
「………前から思ったが、桐谷に対して冷たすぎではないか?」
フェリアが俺を睨んでくる。
いや、何もそんなに睨まなくても良いじゃん………
「別に嫌いだとかそんな理由じゃ無いぞ。桐谷を信頼してるからこそ助けないんだ」
「………本当か?」
「桐谷は俺の一番の親友だぞ?本当に助けが必要なら助けるさ」
「………分かった」
納得するとフェリアの睨みが収まったが、今日は本当に恐かった………
(なあ星これは………)
(ええ、確定ですね)
いつの間にか俺の前に座っている夜美の隣にいる星。
一体何をこそこそと………
「面白かった〜!!」
とそんなときライの大きな声が聞こえてきた。
どうやらテレビが終わったみたいだ。
「ほら、チビッ子とライは寝る時間だぞ〜」
「えっ、僕も!?」
「桐谷君着いたで〜」
さて、はやての家にやって来た俺達。
でも桐谷だけの筈が何故に俺達まで?
「まあ良いではないか」
「そうだぞ零治」
俺以外には夜美とノーヴェが。
ノーヴェは桐谷が心配だったのか生徒会室の前で俺達が出てくるのを待っていた。
本当はすずかも来る予定だったが、生徒会に参加している分の習い事が今日入っていたらしい。
何
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