後日談6 ナカジマ姉妹、再会する
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のか?」
「ん〜まあ帰ったら相談に乗ってやるよ。今はそれより………」
そう言って夜美と手を繋ぐ。
「あっ………」
「ゆっくりのんびり帰ろうぜ夜美」
「うん………」
少し照れながらも嬉しそうに手を握り返してくれた。
「それにしてもギンガか………」
「レイ?」
「ああ、何でもない」
その後は2人でのんびりゆったり帰った………
「あのアホ、全く頼りにならないな………」
「どうしたんだ桐谷?」
そういいながらそっと帰ってきたばかりの桐谷にコーヒーを差し出すノーヴェ。
「ああ、ありがとう。いやな、前のミッドの事件でさ、移動中に姉妹の女の子を助けてな、つい名前を名乗ってしまったんだ」
「まあ良いんじゃないの?だって名前だけでしょ?」
「俺もそう思ってたんだけど、まさかのはやての知り合いだったんだ」
「えっ!?それ本当?」
「ああ、そんでもって明日はやての家に来ていて、明日はやての家に行くことになった………」
「えっ、用事があるって断れば良いんじゃ………」
「その場合は写真をって約束らしい………」
そう桐谷が言うと、2人の空気が重くなった。
「逃げ場無いじゃん………」
「もう諦めるか………」
「それで良いんじゃない?」
とゲームをやりながら答えるセイン。
相変わらず画面から目を離さないが、それでも言葉を続けた。
「だってレイもバレたけど大丈夫だったんでしょ?私達は流石に不味いかも知れないけど、桐谷なら大丈夫だと思うよ」
「そうか………そうだな」
セインの言葉を聞いて桐谷も覚悟を決めた。
「この際、ちゃんと話してくる事にするよ」
「そうか………うん、それがいい。桐谷、コーヒーおかわりは?」
「ああ、ありがとうノーヴェ」
自分のコップをノーヴェに渡す。
その時、桐谷の携帯が震える。
「メールか?」
ポケットから携帯を取りだし、メールの内容を見た。
『まだ悩んでるか?』
相手は零治からだった。
「一足遅かったな………」
そう呟きながらメールを返信した。
「皆さん御飯ですよ。済みませんがノーヴェ様、マスターとウェンディ様を呼びに行って頂けませんか?」
「ああ、分かった」
そう返事をしてそれぞれの部屋に向かうノーヴェ。
「セイン、飯だから準備手伝え」
「はぁい」
素直にゲームを中断し、エタナドの手伝いをするセイン。
「さて、俺も手伝うか………」
明日の事の不安は消えない桐谷だが取り敢えずその後はいつも通り過ごしたのだった………
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