後日談5 事件その後………
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たランスター家に夕飯をご馳走してもらった。
やれやれ、すっかりこの兄妹のペースだな………
だが悪くない………
「たあ!」
「良いわよスバル」
天気の良い休日。
訓練校が休みなため、家の庭でスバルと訓練していた。
「えい!」
右拳が私の左肩を掠める。
スバルも随分動きが良くなった。
「行くよギン姉!玄武剛弾!!」
そう言ってスバルは右手の拳から複数の魔力弾を飛ばした。
スバルはあの事件後から、キリヤさんの戦いかたを真似するようになった。
私も直接お礼が言いたくて、休みの日にミッド中を探してみたことがあるけど、見つかったことがない。
「はい、ちょっと休憩」
「はぁ〜」
大きく息を吐き、その場で倒れ込むスバル。
「おっ、頑張ってるな」
そんな様子をお父さんが見に来てた。
「お父さん、それにはやてさん」
「おおきに。無事で何よりやったな」
今、お父さんの部隊でお世話になっている八神はやてさんだ。
管理局の制服を着ている辺り、仕事帰りかな?
「はい、ある人が助けてくれたので」
「ある人?」
「で、その事なんだけどなギンガ。お前の言ったような特徴の男は魔導師登録で探しても見つからなかったぞ」
「そう………ですか………」
お父さんに頼んで、管理局のサーバーから探してもらったけど見つからない………
一体何者なんだろう………
「あの………なんの話ですか?」
「ああ、ギンガとスバルの命の恩人でな、2人を守ってくれた奴がいたらしいんだ。だけどよ、いくら探しても見つからなくて、魔導師だって聞いたから魔導師登録から探してみたんだが見つけられねえんだ」
「へえ、その人の名前は何と言うんです?」
「キリヤって言うんだけどよ………」
「キリヤ………?」
名前を聞くとはやてさんは何だか難しい顔をして唸ってます。
もしかして………
「知っているんですか!?」
「う〜ん、だけど私の知っとる桐谷君は魔導師じゃ無いはずやし………キリヤって人、イケメンで髪が立ってる?」
「はい、そうです」
「結構背が大きい?」
「うん、大きかったよ!!」
「うわぁ、ありえそうや………」
スバルの答えを聞き、苦笑いするはやてさん。
これを逃したらチャンスは無い………!!
「はやてさん、お願いです!!キリヤさんと会わせていただけませんか?」
「私も会いたいです!!」
「う〜ん、まあええけど、取り敢えず桐谷君に確認取ってからでええか?」
「はい、ありがとうございます!!」
「はやてさん、ありがとう!!」
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