後日談5 事件その後………
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じゃないかって思ったの。実はウォーレンさんは兄さんと同じ訓練生だったの。その時、成績もトップで当時は結構期待の的だったの」
「ほう、まあ確かにあのバルトマンとやり合い、勝った男だから当たり前か」
「えっ!?ウォーレンさんってバルトマンに殺されたんじゃないの!?」
「いや、まあそうなるかな………」
「何か隠してるっぽい………まあ取り敢えずいいや。………だけどウォーレンさんは訓練校で管理局を辞めたの」
「ほう」
「『俺はやっぱり管理局は合わねえや、自分の気ままな様にやれた方がやりやすい』そう言って辞めたの。お兄ちゃんと本気で戦ってね」
「勝敗は?」
「最後の展開した魔力弾に対応しきれずにお兄ちゃんが負けちゃった。お兄ちゃんはね、管理局でウォーレンさんと一緒にコンビとして一緒に執務官で頑張りたいってよく言ってたの。だけどいきなり裏切られて頭にきたみたいで………」
「まあ親友だったらそうなるだろう………」
「その後、ウォーレンさんは傭兵として色んな仕事をしてきたみたいで、大怪我することもしょっちゅうあったみたいなの。だけどウォーレンさんは辞めなかった。だけど私はその内、死んじゃうんじゃないかって思い始めたの。そしてついにそれは………」
「なるほど………」
「だから私はお兄ちゃんが同じようになっちゃうんじゃないかって思えて恐いの………お兄ちゃんは私のたった一人の家族だから………」
「ティアナ………」
泣き出しそうなティアナを私はそっと抱きしめた。
自分の家族が居なくなる。
ドクターもナンバーズの皆も………そう思うと私も恐くなる。
「バカだなティアナは………」
抱きしめていると後ろからひょっこりティーダが現れた。
私もつい油断していたので気がつかなかった。
「俺がお前を置いて死ぬわけが無いだろ?そんな心配する必要無いんだよ」
「でも………」
「あと………実は就職先が決まったんだ。訓練校の教師をやってくれないかって訓練生の時の恩師に呼ばれてな、受けることにした」
「………そうなの?」
「だから傭兵の話は無くなったよ。まあ傭兵何かよりそっちの方が俺に向いてそうだし」
「うん、私もそう思う」
涙を拭き、笑顔で答えるティアナ。
これで一件落着だな。
「さあ、帰ろう。あっ、トーレさんも良かったら御飯食べていけば………」
「いいや、いつもお世話になっていたら迷惑だろう。今日は良い」
「駄目です!!お世話になったんですから、もてなすのがランスター家の掟です」
「だな。って事でこれ以上嫌がるなら俺がお姫様抱っこしていきますけど………」
「必要ない。した場合は斬り刻む」
「………すいません」
その後はま
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