第86話 電波少女と眼鏡委員長 前編
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て、その地位に相応しいと判断した上で任官するつもりだ。その後、官位を辞して私の元を去ろうとも咎めはしない」
私は真剣な表情で言いました。
「それで、劉将軍は良いのですか〜? あなた様の風評に傷が付くかもしれませんよ〜」
程cは私を感情の篭らない目で凝視していました。
「去るという者を引き止めても意味がないだろう。無理に引き止めたとしても良い結果は生まない。だが、才ある者を官吏として召し上げることは民の為になる。そのためならば、風評など傷つこうが構わない。そもそも真に才ある者が風評如きに惑わされるとは思わない。そのような者を私は必要としない」
私は程cの目を真っ直ぐに見て言いました。
「そうですか〜。劉将軍、それでは謹んで献策させていただきますね〜」
程cは私をしばらく凝視した後、口を開き言いました。
「ちょっと、風。私からじゃ・・・・・・」
郭嘉は程cと私の会話に無理矢理入ってこようとしました。
「稟ちゃん、誰が先でもいいじゃないですか〜。劉将軍はちゃんと判断してくれるはずですよ〜」
「はぁ・・・・・・。風が先でいいです」
郭嘉は顔を項垂れて言いました。
「劉将軍、烏桓族を討伐されると言いますが、その目的は何なのでしょうか〜」
程cは急に真剣な目つきになり私に尋ねてきました。
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