第86話 電波少女と眼鏡委員長 前編
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ごく一部の者に制限しました。
人権政策としては売人法と略人法を厳格に行うように令を出しました。
この施策に対し、積極的に協力しない者は処断しました。
有力豪族が私に非協力だったので、1万の軍勢で一族封滅を行い、その財産を全て没収すると、私の恫喝に恐怖した豪族によって解放された奴婢が生活に困窮することを防ぐために、3年の免税とその間の食料を保証し、耕作放棄地を彼らに与えました。
3年後は税率を五公五民にして、彼らに支給した食料分を返済させ、返済後は税率を四公六民に変更します。
医療政策としては、各県に診療所を設置しました。
今後、診療所の数を増やすに伴い医者の数が足らなくなると考え、官費で医術を学ぶための学校を創設しました。
後、私事ですが、私は家督継承に置いて、正室を重んじ、長幼の序を重んずることを公式に家臣達に述べました。
家督争いで骨肉の争いをしては国が滅ぶ原因です。
この国での成果を乱世になったら、他領までに広げるつもりでいます。
反董卓連合までに、この冀州の全ての郡は私の勢力下におくつもりです。
狙い目は霊帝が死亡して混乱した時期でしょう。
その時期に一気に他の郡に私の息の掛かった者達を大守に据えます。
多忙な日々を送っていた私に面会を求める者が2人訪ねてきました。
私は玉座に座って平伏するその者達を段上より見ています。
この場には私達以外に揚羽と冥琳がいます。
「面を上げよ」
「はっ!」
「はい〜」
その2人は直接の面識はありませんが私が知る人物でした。
「劉将軍、面会の機会をいただき感激の極みに存じます。私の名は戯志才と申します」
「程立といいます〜」
郭嘉と程cです。
「遠路、この冀州までよく参られた。して、この度の来訪はどのような理由かな」
私は社交辞令を言いました。
「劉将軍の名声を聞き及び一度お会いしたくまかりこした次第です」
郭嘉が拱手しながら言いました。
「風も劉将軍にお会いしたくて来たのですよ〜」
程cは間延びした声で軽薄な感じに言いました。
程cの態度に揚羽と冥琳が額に青筋を立てています。
「アハハ、そうか・・・・・・。それで我が領内を見た感想はどうかな?」
揚羽達が切れそうなので、私は話を進めることにしました。
「劉将軍はなかなかおもしろい方なのです〜。一見して、降伏した黄巾賊を労働力とし冀州を復興しているようにしていますが〜。実の処は彼らの受け皿を用意してあげているように見えますね〜。その証に、彼らに賃金を払っているのです〜。罪人への待遇とは思えませんね〜」
程cはアメを舐めながら淡々と言いました。
「劉将軍は
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ