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戦国異伝
第三十八話 砦の攻防その五
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ている。その動きはだ。
 ただ慌てふためいているだけだった。それを見てはだ。
 元康は顔を顰めさせる他なかった。だがそれは一瞬でだ。
 その足軽達にだ。叱咤を浴びせるのだった。
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