後日談4 新生徒会メンバー発表
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そう思いながら、俺は重いまぶたをゆっくり閉じていった………
「いらしゃい、夜美ちゃん、すずかちゃん」
「ほう、ここが………」
「ちょっと緊張するね………」
恐る恐る生徒会室に入ってくる2人。
「あっ、よく来たっスね夜美姉、それにすずか先輩」
「こんにちはウェンディちゃん、今日から私も生徒会メンバーになったからあんまり悪さしないでね」
「なるべくすずか先輩には迷惑かけないようにするっス」
「いや、俺達にも迷惑をかけないようにしろよ………」
「………ウェンディ、ちゃんと先輩をつけて呼べるんだな………」
「絶対に何か変なあだ名つけると思ってた………」
「失礼っスね〜レイ兄も桐谷兄も」
そう言われてもな………
「で、今日は何をするんだレイ?」
「ああ、今日はこれから先の行事について少し考えようと思ってな。それで………」
その後、わりと真面目に生徒会の仕事をこなした俺達だった………
金曜日。
5時間目の全校集会を利用して、そこで生徒会メンバーの紹介をすることになっている。
『では、生徒会の方から連絡がありますので皆さん聞いてください』
司会をやっていた先生がそう言い、ステージの中央へ向かう俺。
中央へ着き、マイクを調整して、前を見る。
やっぱり凄いなこの景色………
『皆さんこんにちは、生徒会長の有栖零治です、今日この場を借りたのは………』
「敬語なんていいぞ〜!!」
そんな声が生徒の方から聞こえてくる。
『いや、そういうわけにはいかないんだよ………会長は大変でさ………』
「オホン!!」
『っと、先生に睨まれるんで余計な話はこれくらいで………』
「零治会長、敬語は〜?」
下級生の方からからかうような声が聞こえてきた。
『もういい、諦めた。敬語は大きな式の時に使う。………って事で今日は残りの生徒会メンバーの発表をしようと思う』
そう言うと一気に盛り上がる生徒全員。
相変わらず先生から睨まれてるけど、諦めてる先生もいるようだ。
すいません慣れて下さい。
『先ずは副会長。副会長には毎度お馴染みのこの2人、八神はやてと加藤桐谷!!』
そう言ってステージ脇を指差した。
そこから俺の方に真っ直ぐ向かってくるはやてと桐谷。
はやては声援に手を振って答えるが、桐谷は俺の方に真っ直ぐやって来て………
『アドリブでいきなり変更するな』
と全校生徒の目の前で拳骨を落とした………
『何や、最高の登場シーンやん、何が不満なん?あれか、スモークが無いことに不満があるんか!?』
『何でスモークだ!!派手に登場し
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