後日談4 新生徒会メンバー発表
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……全員見る必要ないだろうが」
登った夜美が悪い。
「まあいい。ではいくぞ………」
そう言って深呼吸する夜美。
そして………
「皆さん初めまして。今回生徒会書記に任命させて頂きました有栖夜美と申します。まだ未熟な所もありますが、この学校のため、一生懸命尽力していこうと思います。なので皆さんこれからよろしくお願いします」
そう言って深々と頭を下げた………
「「「「「「「……………」」」」」」」
「何だ?豆鉄砲を受けたような顔して」
「夜美似合わない!!」
「ええ、似合わないです」
「凄いな、言い方1つでこんなに印象って変わるんだな」
アギトの言う通り別人みたいだ。
「夜美お姉ちゃん、裏表ある人みたい」
「待てキャロ、その言い方だと嫌な女の様に聞こえる」
「いや、案外夜美はそういう所が………」
「優理には言われたくないわ!!」
「まあまあ、これなら夜美でも充分やれるだろう。………だけど夜美」
「………何だ?」
「出来ればあんまりやらないでくれ。何か違和感が凄い………」
「どいつもこいつも………」
そう呟いて夜美は大きく溜め息を吐いたのだった………
『そう。………でもツッコミ要因で生徒会に呼ばれるってどういう事?』
「まあそう言われてもな………」
言われてみると会計や書記と言うよりツッコミ要因で決めた役員。
こんな学校どこを探してもそんな学校無いだろう。
『でも確かに面白そうだし、私で良ければ良いよ』
「助かる。じゃあすずかは会計をやってもらって良いか?」
『うん、夜美ちゃんが書記だね』
「ああ、夜美は字が綺麗だから」
そう、実は夜美は字が綺麗だ。
小学生の頃は書道のコンクールで金賞を取り、全国コンクールにまで行った経験がある。
『で、明日から顔を出せば良いの?』
「ああ、そして週末の金曜日、生徒会役員紹介で全校生徒の前で話す事になるからそのつもりでな」
『ああ、そうか。すっかり忘れてた………今から練習しとこ………』
「まあ頑張ってくれ。じゃあまた明日な」
『うん、ばいばい』
そう言って電話を切った。
「これで取り敢えずOKだな」
役員も決まったし、明日から本格的にスタートだ。
「先ずは去年無かった球技大会復活の案件を考えて………後は三送会で何をするかだな………」
俺の前世での中学校では3年間の写真をスライドショーで見たり、ちょっとした劇みたいなものをやったりしたけど、今年はどうするか………
「まあそれははやてやウェンディが思いつくだろう………」
俺は取り敢えず意見をまとめる事に専念しよう………
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