第三十七話 二つの砦その二
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
それを見てだ。林が主に言うのであった。
「篭城ですかそれともうって出られるのか」
「ふむ。どちらにするかじゃな」
「何もしないのが一番いけません」
「何じゃ、新五郎よ」
信長は林の今の言葉を聞いてだ。目を丸くさせて言うのだった。
「御主爺になったのか」
「どういう意味でございますか」
「だからじゃ。その言い方がそのまま爺じゃ」
それでだというのだ。平手だとだ。
「似てきたのか」
「流石にあそこまで口煩くはありませんが」
林は眉を顰めさせて信長に返した。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ