後日談2 チビッ子、ギアーズ姉妹帰還
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「ありがとうレイ………」
「あら?」
「おい、キリエ。何買ったんだ?」
見覚えのある背中がレジカウンターに並んでいたので声をかけるとやっぱりキリエが。
カゴを腕に掛け、腕を組んで順番を待っていた。
「零治、アンタはもう買い物済んでなかったっけ?」
「ああ、そうだったけど優理が何も買ってなかったからプレゼントするのにまた並んだんだよ」
そう言って手に持った髪留めを見せる。
「あら、結構綺麗じゃない。私も買おうかしら………」
「おっ、だったらついでに買ってやるよ」
「えっ!?」
「ちょっと待ってな」
そう言って俺はその場を離れ、優理とは違う種類の髪留めを持ってくる。
「キリエはちょっと大人っぽい感じのな」
「あ、ありがと………」
そう言って前を向くキリエ。
「何だ?照れてんのか?」
「照れてない!!」
そんなキリエをからかいながら順番が来るのを待った………
「さて、ユーリ君どうだい?」
「はい、私は大丈夫です」
「キリエ君とアミタ君は?」
「私達も準備完了です」
さて、とうとう時間に。
皆でトロメイヤに来て、皆の前にチビッ子とギアーズ姉妹が並ぶ。
「本当にお世話になりました」
「何を言ってんだアミタ。世話になりっぱなしなのは俺だ。優理を救うのにも協力してもらったし、こっちの事件の事も協力してくれた」
「もういいわよ。私達も零治達の力になれて良かったわ」
「それに私に希望の光を見せてくれました」
「僕とシュテるんを庇ってくれたしね!」
「はい、串刺しにならなくてすみました」
「我らとてレイにはずいぶんと世話になったのだ。お互い様と言う奴だ」
「………だな」
そう言って笑みが溢れる。
だけど本当に感謝してるよチビッ子達とギアーズ姉妹には………
「あと、これありがとうございます。あっちに行っても頑張ります」
「ええ、料理もどのくらい美味しくなっているか楽しみです」
シュテルは星にもらったオレンジ色のペンダントを見せながらお礼を言った。
「僕も大事にするからねライ!」
「無くさないようにね!」
レヴィにはライが水色のブレスレットを渡した。
「夜美、我も大事に使わせてもらう」
「ああ、嬉しいよ」
そう言ってディアは紫のチョーカーを着けた。
「フェリアさんありがとうございます!」
「うん、あっちでも頑張れよ」
紅い指輪を大事そうに手にはめ、頭を下げてお礼を言うユーリ。
「私達もこれからが本番ね」
「博士にも色々とお土産が出来たし会うのが楽しみね」
キリエとアミ
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