後日談2 チビッ子、ギアーズ姉妹帰還
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満々にサムズアップするアミタ。
しかし、自分の言った事と違っている事に気が付いているのだろうか?
「全く………」
「キリエには無いのか?」
「ていうか私達ギアーズに苦手なものがあったらエルトリアを再生なんて出来ないわよ」
………それは関係あるのか?
だけどそう言えばロボットだったんだよなこの2人。
普通過ぎて思いっきり忘れてたわ。
「零治、零治には怖いもの無いのか?」
「俺?う〜ん………」
アギトが興味ありげに聞いてきた。
俺はその場で考える。
怖いもの、怖いもの………
「星のオハナシ?」
「それは違う怖いだろ………」
呆れ気味に言うアギト。
だけどそれぐらいしか………まあ、
「むしろ本物の妖怪と友達のライがそばに居て怖いものなんて直ぐに思い付かない」
「確かに………」
俺の言葉にアギトは納得した。
「ルーも平気だろ?」
「うん、びっくりさせられなければ」
まあそれがお化け屋敷なんだけど。
「レイ、肩車」
「さっきまでしてただろうが」
「疲れた」
「嘘つけ!」
いい加減休ませて欲しい………
「優理、レイ首痛そうですよ、今は我慢しましょう」
「………レイ首痛いの?」
「ああ、ちょっとな」
「じゃあ自分で歩く………」
そう言って落ち込みながら諦める優理。
キャロのおかげでしばらく首が休まるが、何だこの罪悪感は………?
「お兄ちゃん、流石に可哀想なので………」
「ああ、分かってる。これが終わったらしてやるつもりだ」
全く、俺も甘いな………
「ねえ、いい加減入ろうよ!!」
待ちきれなくなったレヴィに急かされ、俺達は中に入っていった………
「ぶ、ぶ、不気味ですね………」
人数が多いと言うことになり、入り口でチビッ子3人とギアーズ姉妹が最初に、俺、キャロ、ルー、ユーリ、優理、アギトが後半という形になった。
そして俺の腕をしっかりホールドするキャロとユーリ。痛いんで離して欲しいんですけど………
「そろそろ何か出そうだな〜」
「「ひぃ!?」」
「からかっちゃ駄目アギト」
「あはは、ゴメン、ゴメン」
ルーに注意され、笑いながら謝るアギト。
しかし、ポイント的には結構ありえそうである。
診察室と言うこともあり、結構広々とした空間だが、ベッドがあったり掃除用のロッカーがあったりと居そうな箇所は所々ある。
さて、何処から………
「あ………あ………」
とそんなことを思っていると下の方から呻き声が………
「「きゃああああああああ!!!!」」
「いっ!?」
そのゾンビのような患者の女性を見た両
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