後日談2 チビッ子、ギアーズ姉妹帰還
[3/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「いや、まあ………」
確かに面白かった。
だけど2時間弱は長くないか………?
内容は、記憶喪失の少年が仲間と共に、自分の記憶を追っていくに連れて、自身がクローンだという事実に打ちのめされながらも自分の生きる意味を見つけると言う結構面白い内容だった。
「面白かった」
「だよね!!あの最後の一騎打ちとかもかっこよかった………」
「かなり燃える展開だったよな!!」
とルー、キャロ、アギトにも結構好評だった。
「私もかなり燃えました!!」
「だけどちょっと大人向けの内容だったわね。生きる意味を知るって所も結構深いし………」
アミタは単純だが、キリエ辺りは俺に似た感想みたいだ。
実際俺も考えさせられた事だし………
「ふぅ〜しかしずっと座ってるのは疲れるものだな………」
「確かにディアはこういうずっと座ってるって苦手そうだもんね」
「しかしもっと苦手そうなレヴィが静かなんだけど………」
ディアの小言に反応したユーリ二人だが、ふと優理がレヴィが静かだった事を思い出し、周りを見渡すと………
「ほらレヴィ、ちゃんと自分で歩かないと転びますよ………」
「ふぁ………何シュテる痛っ!?」
「………寝てたのか」
俺の一言と共に、皆同じタイミングで溜め息を吐いたのだった………
さて、季節限定の人気ハンバーガーを食べ終え、俺達は戦慄病院へとやって来た。
と言っても俺と星の2人で来て以来来てなかったし、星との時は途中で抜けたから実際は最後まで行けなかったけど、今回は最後まで行きたいもんだ。
「………」
「キャロ、もしかして怖い?」
「こ、こ、怖くなんて無いもん!!」
思いっきり声は震えてるけどな………
「だらしがないです、姉宣言は撤回ですね」
「だから………」
「キャロ、怖いなら手を繋ごう、そうすれば大丈夫だろ?」
「あ、ありがとうお兄ちゃん」
そう言って手を握るとキャロは力強く握り返した。
はは、やっぱり怖いか。
「レイ、私も怖いです」
「優理は大丈夫だろ」
むしろ優理を怖がらせられる物があれば知りたい程だ。
「れ、レイ………私も………」
「ああ、おいでユーリ」
そう言って反対側の手にユーリが。
「ユーリ怖いんだ〜!」
レヴィがバカにしたような口調だが、そんな事も気にせずユーリは俺の手をキツく握り締めた。
「確かに我らの盟主が怖がりとは良くない」
「そうですね」
レヴィ以外の2人も案外辛口だ。
「そんなこと言わないの。誰にだって苦手なものはあるんだから」
「じゃあアミタは苦手なものはあるの?」
「私は熱血、根性で乗り越えるので問題ないです!!」
自信
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ