第三十四話 今川出陣その十一
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
えよ」
具体的には略奪やそういったことを禁じるというのである。
「よいな」
「わかりました。それはです」
「厳しく守らせます」
「麿は泰平の世を築く為に出陣するのじゃ」
それをわかっているからこそ。余計にだというのだ。
「だからじゃ。よいな」
「はい、兵達の狼藉はです」
「何があっても許しません」
「それを破った者は容赦せぬぞ」
厳しい罰を下すというのである。
「そのことは守らせよ」
「そしてそのうえで」
「都に」
こうした話をしながらだ。彼等は悠々と都に向かう。彼等は敗北なぞ考えもしていなかった。先陣を務める雪斎と元康以外は。
第三十四話 完
2011・3・28
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ