第三十四話 今川出陣その八
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か、そなたは」
「武はですか」
「そうじゃ。どう思うか」
「武はです」
その字そのものについての言葉であった。
「矛を止めると書きますが」
「ほう、そう来たか」
「はい、それこそが武だと思うのですが」
「その通りじゃ。よいぞ」
雪斎は元康の今の言葉に満足して答えた。
「武は本来そういったものじゃ」
「そう思うからこそ。武もまた身に着けていきたいです」
「文と共にな」
「はい」
ここでは治と文が一緒になっていた。同じ意味の言葉にだ。
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