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戦国異伝
第三十四話 今川出陣その七
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うのである。かく言う雪斎もであった。
「わしもそれを見てきた」
「和上もまた」
「それもこの今川の家でじゃ」
 そのことをだ。見てきたというのだ。
「殿が今川の家督を継がれた時のことは聞いておるな」
「確かご自身の兄君と」
「母君こそ違えど父君は同じだった」
 家督は長兄が継ぎだ。義元は最初僧籍にいた。そこで雪斎から学問を教わっていたのだ。だがその長兄が亡くなり正妻の子であった彼はだ。異母兄と家督を争うことになったのだ。その時に雪斎の力を借りてだ。彼は戦に勝ち今川の家督を継いだのである。
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